2021年9月27日月曜日

漫画単行本のページが激減している件について


漫画単行本のページ数の一つの基準は200だろう。

変動はあるが、少年誌であれば、通常は200を少し下回る。

青年誌であれば、200を少し上回る。


しかし、ハコヅメを買って驚かされた。

この漫画、一冊のページ数が160ちょいしかないのである。

目次やら奥付やらを抜けば150台。

180でも少ないと感じるのに、これは異常である。

値段も安いわけではなく、Kindleで660~682円と通常のモーニングコミックスと同じである。

試しに、他のモーニングコミックスを見てみると、宇宙兄弟40巻は208ページで682円、ジャイアントキリング59巻は228ページで682円だった(いずれもKindle)。


ページ数が少ないのが許される例として、4コマ漫画、ギャグ漫画、(新のつかない)ターちゃんのような一話のページ数が少ないものなどが挙げられるが、ハコヅメはどれにも当てはまらない。続き物のストーリーだし、一話は16ページくらいある。なぜここまでの減ページが許されるのか解せない。


モーニングで単行本のページが少ないといえば、クッキングパパがある。一冊170~180台。しかしこちらは値段を少し安くしてバランスを取っていた。500円が基準の頃に450~470円等(今はそれもどこへやらで700円台になっているようだが)。


もともと、少年誌単行本360円、青年誌単行本500円の頃の基準から考えると、

少年誌は440円~480円で1.1倍~1.2倍なのに対し、

青年誌は660円~715円くらいで1.3倍~1.4倍と値上げ率が高い。

ただでさえ値上げしとるのに、さらに量まで減らして二重に利幅を取ろうとは、セブンイレブンでも見習ったのだろうか?



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