「漫画家本 Vol9 細野不二彦」を借りてみた。面白く読めたのだが、一箇所気になる点が。
「1992年にビッグコミックスピリッツで連載が始まった~」??
ギャラリーフェイクは1991年スタートのはずだが・・・(それも初頭。下手すれば1990年?)
この時は単なるタニグチリウイチの記憶ミス・編集のチェックミスと捉えたが、ふと気になり他での記述を調べてみた。
・・・1992年のオンパレード。逆に1991年と記載しているサイトは見つけるのが困難な状態。単行本発行年を開始年と勘違いするのはよくあるミスだが・・・
例えば、amazonレビュー。「1992年の作品なので、既に20年前の作品。」これでベスト500レビュアー?
あまりにも間違いサイトばかりで、逆に自分が間違ってるのでは?と疑心暗鬼に。
国会図書館に行って原本に当たることも考えたが、ヤフオクの画像で事足りた。
1991年9.16号。表紙にギャラリーフェイクの文字発見。よかった!(当然だが)
しかしここまで誤謬が跋扈している理由はなんとなく推測できる。
ということでWikipediaを見てみると案の定。
ここが元凶。ここが震源地。
そして自分で調べないイナゴの群れ。
リアルタイムで読んでいればすぐわかるはずが、ネットでちょいと調べて引用して事足れりと成す態度。版元までそうなのは頭が痛いが・・・そもそもの「漫画家本 Vol9 細野不二彦」も小学館の発行ですし。
そして、せっかくなので元凶の「作者」を探ってみる。
Wikiの履歴機能。遡ること数百。ヤツはいた。
2005年7月に「Shieon」と名乗る者が1992年の記述を加えている。
この人の履歴を見ると、Wikiの編集は2006年で止まっている。ノートを見ると色々揉め事があったことが垣間見れる。なるほど・・・一言でいうと、一番上にある「編集がずさん」という言葉に代表される模様。そんな人物の置き土産が15年後も残ってしまったというわけだ。
せっかくなので直さずに残しておくことにしよう。
名前で検索するとこんなサイトも出てきた。
http://blog.livedoor.jp/shieon/
嗜好的に本人か。男性声優好きねえ。
数少ない1991年開始の記述は、例えばこれ。
ギャラリーフェイクOPのバンドのキャッシュ。単行本31巻発行とあるので、2005年4月以前のページであることがわかる。この頃は正しい情報のサイトがあったが、上記の2005年7月が分水嶺になったのだろう。しかし1000万部以上売れた人気作でこんなことが・・・(ブツブツ)
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