2022年3月16日水曜日

エイズパニックと漫画

 以前紹介した「ついでにとんちんかん」のエイズネタ。


エイズをネタにした漫画を他にも思い出したのでつらつらと。

スーパーヅガン

「カポジ肉腫」じゃなく「カポシ肉腫」になっている。
単なる誤植か、当時の表記のゆれか。



修正後は、エイリアン、寄生生物になった。


課長島耕作

島耕作が男性2人に誘われて・・・。後の版ではバックは黒塗りになっている。


みんなあげちゃう



こちらは後に作者がツイッターでコメントしている。

THEレイプマン





コータローまかりとおる





コータローはけっこうエイズネタ多し。

2022年3月2日水曜日

砲弾を素手でキャッチ

 ブラック・エンジェルズの松田が素手でバズーカ砲弾をキャッチする有名なシーン。


これが掲載されたのは1983年と思われるが、前年の1982年に激!!極虎一家で沖田鉄が素手で戦車の砲弾を受け止めるシーンがあった。




私立極道高校 幻の続き

私立極道の最終回について。

まず、ジャンプ掲載時は、政VS玉の戦いが始まるところ、
↓の画像の右のページが最終ページとなり、
柱には「この作品は今週号で連載中止します!!」と書かれていた。

2012年1月20日発売の「復活版」で左のページが書き足され、


この書き足しの見開きが最終ページとなった。


しかし、これとは別に政VS玉の戦いは原稿として描かれていたことが窺える。
それが激!極虎一家のこのシーン。


「意外な新入生!!」の巻で政の回想として背景にコマが散りばめられる。
明らかに描き下ろしではなく、すでに描かれた原稿からコラージュされたものである。
(宮下がこんな描き下ろしをするわけがない。)
「表へ出ろ!」から頭にダイナマイトを巻いての戦いに至るまでには少なくとも数ページ、また梅も合流していることからさらにそのくだりが描かれたことが窺える。
急遽打ち切りが決まったため日の目を見なかった原稿は一体何ページ描かれたのか。
復活版はこの原稿を掲載するチャンスだったはずだが、掲載されなかった。
復活版の目次には「原稿が見つからなかった」とあるが、この日の目を見なかった部分も含めて紛失したのかそれとも自らの意思で葬ったのか・・・

読書記:「198Xのファミコン狂騒曲」 塩崎剛三

ありそうであまりなかった ファミコン雑誌黎明期の編集者の本。ファミ通の成り立ちや、当時の空気感を伝える貴重な一冊。編集者も、ペンネームではなく本名で記載されているので生々しさがある。森下真理子についても詳細記載あり。 1989年頃?見た本ではファミマガ120万部、他の雑誌が数十万...