2022年9月22日木曜日

マッドブルは34巻で完結

 ふと気づいたンだ。

マッド★ブル34は27巻で完結している。

有害コミック追放運動のあおりをうけて急遽終了したものだが、ほンらいはもっと続くはずだった。

34巻まで続けばよかったのに・・・と思ったら、続編のマッド★ブル2000は7巻で完結しており、2つを足すとちょうど34巻になる。これは意図的にそうしたのか果たして・・・

2000自体が、被害を被った作家への恩情・つぐないとも考えられるが。

マッド★ブル34の後は少しテイストを変えていた井上紀良だが、2000では絵やノリを34に近づけている感が見られる。展開が飛躍し過ぎで読者より先に行ってしまった感もあるが・・・

それにしても34のロゴはすばらしいデザインセンス。いったい誰の作なのだろう?
ヤンジャン名物の謎のギャルの見返しコメントも今や貴重。

2000はなんか普通。どうしてこうなった・・・

2000はいろいろ惜しいのである。

最終話の超説明的な駆け足ゼリフの投げやり感。構想はまだまだあったと思われる。
「○○は□□でもあるッ」からはビリーの風味を感じずにはいられない

この少し前にも、ラスボスと思われていた悪の組織のボスがいきなり出てきたり

出番が全然ないので表紙に無理やり登場するダイザブロー&ペリンなど


ヨーコのキャラクターも、なにがやりたいんだコラ。

電子書籍版はセックスシーン等の修正がかなり入っているので、可能なら紙で読むことを勧めたい。

グループ・ゼロの皆様、今後なるべく修正は少なめでお願いいたします・・・
(グループ・ゼロと松文館は同じ住所なのですな)


読書記:「198Xのファミコン狂騒曲」 塩崎剛三

ありそうであまりなかった ファミコン雑誌黎明期の編集者の本。ファミ通の成り立ちや、当時の空気感を伝える貴重な一冊。編集者も、ペンネームではなく本名で記載されているので生々しさがある。森下真理子についても詳細記載あり。 1989年頃?見た本ではファミマガ120万部、他の雑誌が数十万...